2012年04月06日

またレスベラトロールのヒト臨床データが

またレスベラトロールのヒト臨床データが出たようです。
ただ今、論文を入手中です。
アブストラクトを読むと、インスリンの感受性データと同様、低摂取量だったので、内容が期待できます。
楽しみです。
みなさんも、楽しみに♪

resveratrol at 19:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!コメント 

レスベラトロール類の極性と二量体原料への疑問点

今回は、化学の話です。
抽出を科学的に見ると、化学的に極性と言うものを考えなければなりません。

この極性というのは、クロマトを学んだことがある人は、良く知っている科学用語です。
わかりやすく言うと、成分の水や油への馴染み易さです。
物質の親油性親水性の値です。

ハーブエキスなど、サプリメント成分の抽出において、目的抽出成分の極性はとても重要です。

その極性によって、抽出溶媒の種類や混合比率が異なります。
例えば、極性が低い成分を抽出する場合、極性の低い溶媒で抽出する必要があります。日本では認められてませんが、アセトンや酢酸エチルなどがそうです。

トランス‐レスベラトロール(単量体)も、比較的極性が低く、アルコール濃度を高めないと抽出できません。
赤ワインに多いのも、赤ワインのアルコールでブドウ果皮から抽出されているのでしょう。
実際、イタドリから抽出されているレスベラトロール高含有原料(日本では医薬品区分)は、アセトンや酢酸エチルで抽出されています。

ここ最近、逆相カラムでのHPLC分析で知ったのですが、リテンションタイムから、レスベラトロールの二量体であるε‐ビニフィリン(ヴィニフィリン)は、かなり極性が低い、非極性成分であることがわかりました。
反対に、やはり水溶性成分のレスベラトロール配糖体は、極性が高かったです。
ついてでに、極性分離抽出された原料は、やはり、トランス体に偏っていました。当然です。

ここで、ε‐ビニフィリン(ヴィニフィリン)を多く含む原料は、どうやって非極性成分を抽出しているのだろうか?という疑問が浮かびます。
本当に、アセトンや酢酸エチルを使わずに、水やエタノールだけで本当に抽出できるのでしょうか?
まあ、量は少なくても、赤ワインにはε‐ビニフィリン含まれているので抽出されると思いますが、たくさんは溶けないのではないかなとも思います。

過去にε‐ビニフィリンが多いブドウ蔦エキス原料で、アセトン抽出され、アセトンの規格が1ppm以下の原料は見たこともあります。
また、飲み会の席で問いただすと、実は、アセトンで抽出しているとほのめかした海外原料メーカーもありました。
ここら辺は、欧米原料というか欧米原料メーカーのブラックボックスの部分なんでしょうね。
アセトンや酢酸エチル抽出に関しいて、アメリカやヨーロッパでは、合法ですからね。
過去、イチョウ葉エキスでも同様なことがありましたからね。

私は、エキス末を取り扱う際、品質チェックの一環として、100%で溶解性のチェックを行います。
エタノールや水で抽出されていれば、エタノールでほぼ完全に溶けます。
そして、アセトンや酢酸エチルを加えて、溶けるようなら、抽出溶媒がアセトンや酢酸エチルであることの疑います。
厳密にはわかりませんが、傾向はわかります。
極稀に、中国原料でそのようなものが出てきますよ。

真実を確かめることは簡単かもしれませんが、利権が絡むので、難しいでしょうね・・・。
難しい問題です。

resveratrol at 19:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!レスベラトロールとは | コメント

2012年03月01日

レスベラトロールのヒト摂取目安量:インスリンの感受性

なぜ見落していたのか!?と思うようなレスベラトロールの論文を見つけました。
レスベラトロールサプリを選ぶうえで、とても参考になる情報が載っています。

レスベラトロールは2型糖尿病患者においてインスリン感受性を改善して酸化ストレスを減少させてAkt経路を活性化する
Resveratrol improves insulin sensitivity, reduces oxidative stress and activates the Akt pathway in type 2 diabetic patients
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21385509

なんとこの論文の素晴らしいのは、以下の点です。

・二重盲目法(ダブルブラインド)によるヒト臨床試験である。
・経口摂取5mg×2回という、低ドーズ(摂取量)でのデータであること。
・インスリン感受性が4週間で変化している点。

英語の原文もフルペーパーで目を通してみましたが、なかなかでした。
興味がある方は、是非、読んでみてください。

この観点から、レスベラトロールのサプリを選ぶ場合、最低、トランス体レスベラトロールとして10mg以上配合されている商品がおすすめです。
何らかの効果も期待できるでしょう!

resveratrol at 11:55|PermalinkComments(0)TrackBack(1)この記事をクリップ!長生き効果 | ダイエット/抗糖尿病効果

2011年11月30日

レスベラトロールのヒト摂取目安量

11月に入り、レスベラトロールのヒト摂取目安量の見解や報告が出され始めました。

現在、トランス体として30〜150mg/日が提言されています。

その量的な根拠として、Wongら(2011年)は、30、90、270mg/日の摂取量で肥満ヒト被験者のFMD(血流依存性血管拡張反応)改善効果を報告しています。
また、Timmersら(2011年)は、肥満ヒト被験者に対し、150mg/日の摂取でカロリー制限と同様な効果が示されたことを報告しています。

一方、この試験は、純品のトランス-レスベラトロールで実施されており、素原料の食薬区分上、日本では流通できない素材で実施されております。
また、例えば赤ワインエキスなどで摂取する場合は、OPCなどの有効成分も入っているため、トランス体としてここまでの量を摂る必要はないと考えられます。
しかし、30mg摂れるなら摂った方が良いとも考えられますね。

今後、トランス-レスベラトロールとして、30mg以上配合した商品が増えるかもしれませんね。
同時に、原料素材としてのエビデンスも、より求められるように思えます。

引用文献:
Wong RH, Howe PR, Buckley JD, Coates AM, Kunz I, Berry NM. Acute resveratrol supplementation improves flow-mediated dilatation in overweight/obese individuals with mildly elevated blood pressure. 2011 Nov;21(11):851-6. Epub 2010 Jul 31.
Timmers S, Konings E, Bilet L, Houtkooper RH, van de Weijer T, Goossens GH, Hoeks J, van der Krieken S, Ryu D, Kersten S, Moonen-Kornips E, Hesselink MK, Kunz I, Schrauwen-Hinderling VB, Blaak EE, Auwerx J, Schrauwen P. Calorie Restriction-like Effects of 30 Days of Resveratrol Supplementation on Energy Metabolism and Metabolic Profile in Obese Humans. Cell Metab. 2011 Nov 2;14(5):612-22.

参考ページ:
http://www.dsm.com/nl_NL/html/dnp/news_items/171209_resvida_human_study.htm
http://d.hatena.ne.jp/appleflower/20111105/p1


resveratrol at 14:22|PermalinkComments(0)TrackBack(1)この記事をクリップ!ダイエット/抗糖尿病効果 | 長生き効果

2011年11月25日

NHKサイエンスZERO 長寿遺伝子が寿命を延ばす (NHKサイエンスZERO)

NHK出版から、6/12のNHK特集などをまとめた書籍が出ました。

NHKサイエンスZERO 長寿遺伝子が寿命を延ばす (NHKサイエンスZERO)

サルの写真なども紹介されています。
うまくまとまっています。

resveratrol at 16:41|PermalinkComments(0)TrackBack(1)この記事をクリップ!長生き効果 | サーチュインとは

2011年11月19日

どんな人がレスベラトロールに興味を持っているの?

さて、今、どんな人がレスベラトロールに興味を持っているのでしょう?
こんな調査報告が発表されました。

「ボージョレ・ヌーヴォー」を今年も飲むリピーターは7割ワインと健康・美容に関する意識調査〜健康・美容目的のワイン愛飲者は4割、お酒が苦手でその効果をあきらめる声も〜

ワインに美容効果を期待すると回答した約半数が、ワインに含まれる希少ポリフェノール「レスベラトロール」を「よく知っている」と回答しました。

マーケティング的に、非常に面白い知見だと思います。

resveratrol at 10:58|PermalinkComments(0)TrackBack(1)この記事をクリップ!レスベラトロールとは | 赤ワインの効果

2011年07月04日

レスベラトロール類とは?

最近、レスベラトロール類って何?とよく聞かれます。
レスベラトロール=レスベラトロール類ではありません。
レスベラトロールとは、トランス-レスベラトロール(単量体)を指します。
そのレスベラトロール類とは、どういったものなのでしょう?

〇トランス-レスベラトロール(単量体)
〇シス-レスベラトロール(単量体) トランス体の光学異性体

〇イプシロン-ビニフェリン(2量体)

〇PICEID (配糖体)
〇ASTRINGIN(配糖体)

〇その他レスベラトロール含有化合物

などがレスベラトロール類になります。
表記した会社さんによって、その定義は異なってくると思います。
表記されている量も、2量体までくらいしか国内で確認分析ができないため、非常に曖昧です。

また、レスベラトロールの実験のほとんどは、トランス-レスベラトロール(単量体)で実施されています。
シス-レスベラトロールなどは異なる働きもするという報告もあるくらいなので、レスベラトロール類は、トランス-レスベラトロールと同様な効果が期待できるとは言えません。
ただし、トランス-レスベラトロールより高い効果を示す可能性もありますが。

あと、配糖体やレスベラトロール含有化合物は、レスベラトロールに別の化合物がついているため、定量すると、同じモル数でも多めの重量(質量)で検出されてしまいます。配糖体で倍量。
レスベラトロールにくっついている化合物が大きければ大きいほど、そこのところの評価も難しんですよね・・・。

安心してレスベラトロール商品を選ぶなら、トランス-レスベラトロールの量で評価することをおすすめいたします。または、きちんとレスベラトロール類を定義している商品ですね。



resveratrol at 12:23|PermalinkComments(1)TrackBack(1)この記事をクリップ!レスベラトロールとは | 長生き効果

2011年06月26日

アンコール放送:あなたの寿命はのばせる〜長寿遺伝子発見〜

本日10:05から、6月12日に放映された「NHK特集」”あなたの寿命はのばせる〜長寿遺伝子発見〜”という番組が再放映されました!
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110612.html
1500以上の反響で行われるアンコール放送です。

この初回放映で、以下の本が良く売れているようです。

百寿力 長寿遺伝子のミラクル

長寿遺伝子を鍛える

同時に、レスベラトロールのサプリも、売り切れ続出のようです。



resveratrol at 11:38|PermalinkComments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!レスベラトロールとは | コメント

2011年04月21日

レスベラトロールと原発問題

こんな記事が紹介されていました。

ポリフェノールの一種「レスベラトロール」に注目、放射能漏れ事故の影響を受け需要急増(マイライフ手帳)
http://www.mylifenote.net/003/110420_1.html

確かに、年々ニーズは高まっていると思います。

一方、レスベラトロールの用途が分散し、万能薬になっている点が心配。
今回は、放射性物質対策の用途まで波及。
まあ、効く効かないは別として、安心感を与え、心を癒す成分としては、非常に良いともいえます。

ちなみに、この記事は、広告かなぁ?

resveratrol at 20:16|PermalinkComments(0)TrackBack(1)この記事をクリップ!放射線障害/被曝 | コメント

2011年03月28日

Twitter

今日、Twitterのアカウントを取得して、連動させてみた。そういった時代になりつつあるんですな・・・。

resveratrol at 23:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!コメント 
Profile
Recent TrackBacks
レスベラトロール商品などサプリメントのOEM (売れる健康食品・化粧品の製造OEMはアンチエイジング・プロ)
レスベラトロールのヒト摂取目安量
レスベラトロール商品などサプリメントのOEM (売れる健康食品・化粧品の製造OEMはアンチエイジング・プロ)
レスベラトロール類とは?