2009年03月02日
レスベラトロールを含む赤ワインエキスの選び方
赤ワインエキスを使用したサプリメントは、いくつか存在します。
そこで、商品を選ぶために重要なのは、赤ワインエキスの質!!
この質を判断するためには、以下の点に気をつけましょう。
1. ポリフェノールの含量
2. プロアントシアニジンの含量
3. 製法
・・・赤ワインブドウのアルコールによる強制抽出は×、重合ポリフェノール量が減ります。赤ワインの濃縮物のようにきちんと酵母の発酵アルコールで抽出されてたものがBetter。
4. レスベラトロールの含量
5. ブドウの産地
産地によって、健康成分量に大きな差があります。
※成分の含量については、赤ワイン○杯分という言葉に騙されずに、含量をチェックしましょう。
この○杯分というのは、指標が定まっていないため、かなりいい加減です。含量が表記されていないものは、低含量のものが多いです。気をつけましょう。
そこで、商品を選ぶために重要なのは、赤ワインエキスの質!!
この質を判断するためには、以下の点に気をつけましょう。
1. ポリフェノールの含量
2. プロアントシアニジンの含量
3. 製法
・・・赤ワインブドウのアルコールによる強制抽出は×、重合ポリフェノール量が減ります。赤ワインの濃縮物のようにきちんと酵母の発酵アルコールで抽出されてたものがBetter。
4. レスベラトロールの含量
5. ブドウの産地
産地によって、健康成分量に大きな差があります。
※成分の含量については、赤ワイン○杯分という言葉に騙されずに、含量をチェックしましょう。
この○杯分というのは、指標が定まっていないため、かなりいい加減です。含量が表記されていないものは、低含量のものが多いです。気をつけましょう。
赤ワインで前立腺ガンの予防
適度に赤ワインを飲む人達は、赤ワインを全く飲まない人たちよりも、前立腺がんを患う危険性が1/2であると、6月のHarvard Men's Health Letterで紹介されました。このLetterには、シアトルのCancer Fred Hutchison研究センターの報告の事例なども飲用されていました。
赤ワインは特に、発達し活動的なガン細胞に対して防御的な作用があるようで、約60%の危険性を軽減するようです。
これは、1週間に4〜7杯の赤ワインに相当する量を飲んだ場合です。報告では、1日1杯の飲酒は有益なことだが、2杯は効果を2倍にはしないと強調しています。
ハーバードの3つの研究は同様に、適度な赤ワインの摂取は、心臓発作、心筋梗塞、糖尿病、前立腺肥大、勃起不全などのおそれも軽減すると結論づけています。
以前の研究では、アルコールの摂取は前立腺ガンの防止には効果がないとしていました。
しかし、シアトルのCancer Fred Hutchison研究センターの科学者達は、研究を推し進めた。彼らは40歳〜64歳の1456人の被験者を対象にして、異なるアルコール飲料の効果を対照して研究を行いました。
その結果、1週間に35杯かそれ以上のビールを8年間、もしくはそれ以上の期間飲むと、ガンの危険性が高まることを発見した。白ワインは、特筆すべき効果は無かった。
しかし、1週間に4〜7杯の赤ワインを摂取する人は、摂取しない人たちよりもガンになる危険性が52%少なかったと報告されています。
参考文献:
http://www.health.harvard.edu/press_releases/prostate-benefits-from-red-wine.htm
http://www.fhcrc.org/about/ne/news/2004/09/22/red_wine.html
前立腺は男性にしか存在しない性機能に関係する臓器です。
この前立腺は、年をとると共に肥大したり、またはガン化する傾向があります。
全身が痛むので色々と調べてもらったら、前立腺がガンになっており、さらに全身の骨に転移していることが見つかることが良くあります。前立腺ガンは骨に転移しやすい怖い悪性のガンなのです。
男性の方は、赤ワインや赤ワインサプリメントで、この前立腺ガンのリスクを少しでも低減したいと思うのではないでしょうか・・・。
赤ワインは特に、発達し活動的なガン細胞に対して防御的な作用があるようで、約60%の危険性を軽減するようです。
これは、1週間に4〜7杯の赤ワインに相当する量を飲んだ場合です。報告では、1日1杯の飲酒は有益なことだが、2杯は効果を2倍にはしないと強調しています。
ハーバードの3つの研究は同様に、適度な赤ワインの摂取は、心臓発作、心筋梗塞、糖尿病、前立腺肥大、勃起不全などのおそれも軽減すると結論づけています。
以前の研究では、アルコールの摂取は前立腺ガンの防止には効果がないとしていました。
しかし、シアトルのCancer Fred Hutchison研究センターの科学者達は、研究を推し進めた。彼らは40歳〜64歳の1456人の被験者を対象にして、異なるアルコール飲料の効果を対照して研究を行いました。
その結果、1週間に35杯かそれ以上のビールを8年間、もしくはそれ以上の期間飲むと、ガンの危険性が高まることを発見した。白ワインは、特筆すべき効果は無かった。
しかし、1週間に4〜7杯の赤ワインを摂取する人は、摂取しない人たちよりもガンになる危険性が52%少なかったと報告されています。
参考文献:
http://www.health.harvard.edu/press_releases/prostate-benefits-from-red-wine.htm
http://www.fhcrc.org/about/ne/news/2004/09/22/red_wine.html
前立腺は男性にしか存在しない性機能に関係する臓器です。
この前立腺は、年をとると共に肥大したり、またはガン化する傾向があります。
全身が痛むので色々と調べてもらったら、前立腺がガンになっており、さらに全身の骨に転移していることが見つかることが良くあります。前立腺ガンは骨に転移しやすい怖い悪性のガンなのです。
男性の方は、赤ワインや赤ワインサプリメントで、この前立腺ガンのリスクを少しでも低減したいと思うのではないでしょうか・・・。
こんなにある「赤ワインが体にいい」ワケ/日経BP
日経BPでは、こんなにある「赤ワインが体にいい」ワケというタイトルで、赤ワインの効果の記事を紹介しています。
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/347/347654.html
ランセットでの報告(冠動脈疾患の予防)、痴呆症、通風への効果などが説明されています。
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/347/347654.html
ランセットでの報告(冠動脈疾患の予防)、痴呆症、通風への効果などが説明されています。
赤ワイン中のポリフェノールの種類
赤ワインには色々な種類のポリフェノールが含まれています。
このポリフェノールは、種子や果皮など、部位によって由来が異なります。
アントシアニン:
果皮、果肉由来・・・マルビジン、デルフィニジン、シアニジン、ペチュニジンとその配糖体。
種子由来・・・プロアントシアニジン
フラボノイド:
種子とその回り由来・・・ケルセチン、ケルシトリン、ルチンなど
カテキン、タンニン:
種子、果柄、樽由来・・・カテキン、ガロカテキン、エラグタンニンなど
シンプルフェノールのカルボン酸類:
種子、果柄、樽(発酵中の分解物も含む)由来・・・ 没食子酸、バニリン酸、カフェ酸(コーヒー酸)、エラグ酸、タンニン酸など
その他OH基の多い化合物:
各部(発酵、熟成中生成物も含む)由来・・・クロロゲン酸、キナ酸、シキミ酸など
樽由来・・・リグニン
これらの成分は、単体で存在するだけでなく、発酵の過程でそれぞれが結合し合い、赤ワインの中で重合ポリフェノールとしても存在します。
そして、脂肪の吸収抑制や抗酸化力のUPなど、様々な効果をもたらします。
これらの成分が赤ワインの健康効果の秘密です。
健康のためにも、ドンドン、これらの成分を摂りましょう!!
このポリフェノールは、種子や果皮など、部位によって由来が異なります。
アントシアニン:
果皮、果肉由来・・・マルビジン、デルフィニジン、シアニジン、ペチュニジンとその配糖体。
種子由来・・・プロアントシアニジン
フラボノイド:
種子とその回り由来・・・ケルセチン、ケルシトリン、ルチンなど
カテキン、タンニン:
種子、果柄、樽由来・・・カテキン、ガロカテキン、エラグタンニンなど
シンプルフェノールのカルボン酸類:
種子、果柄、樽(発酵中の分解物も含む)由来・・・ 没食子酸、バニリン酸、カフェ酸(コーヒー酸)、エラグ酸、タンニン酸など
その他OH基の多い化合物:
各部(発酵、熟成中生成物も含む)由来・・・クロロゲン酸、キナ酸、シキミ酸など
樽由来・・・リグニン
これらの成分は、単体で存在するだけでなく、発酵の過程でそれぞれが結合し合い、赤ワインの中で重合ポリフェノールとしても存在します。
そして、脂肪の吸収抑制や抗酸化力のUPなど、様々な効果をもたらします。
これらの成分が赤ワインの健康効果の秘密です。
健康のためにも、ドンドン、これらの成分を摂りましょう!!
アルツハイマー予防に赤ワインポリフェノール
赤ワインに含まれるポリフェノールが、アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質を分解することを山田正仁教授(金沢大神経内科)らが実験で確認し、国際神経化学学会誌オンライン版で発表しています。
効果が示されたポリフェノールの量は赤ワイン約500cc分とかなり多め。アルコール分は、厚生労働省が掲げる1日の適量の倍以上になる。
過去の報告では、フランスなどの疫学調査で、定期的に赤ワインを飲んでいる人はアルツハイマー病を含む痴呆(ちほう)症の危険性が減る可能性があるという報告が出されている。
また、アルツハイマー病の患者の脳には、βアミロイドというたんぱく質が線維状になって沈着して老人斑と呼ばれるものができる。これが発病や病状の進行に影響するとみられています。
山田教授らは、赤ワインに多く含まれるミレセチンなどのポリフェノールをβアミロイドの溶液に加え、線維化現象への影響を調べました。
その結果、低濃度のミレセチンが線維化を抑えたほか、一度線維化したβアミロイドもミレセチンを加えると元のβアミロイドに分解されました。また、線維化したβアミロイドは細胞への毒性があるが、ミレセチンを加えるとその毒性も減ることがわかりました。
山田教授は「ポリフェノールをサプリメントにするなどしてアルツハイマー病の予防治療用に応用できる可能性がある」と話している。
赤ワイン・葡萄のサプリメント一覧へ
「asahi.com」2003年9月29日 より
これらの報告とレスベラトロールの脳活性化効果の報告からも、赤ワインは脳に良いことがわかります。
いつまでも若々しくあるためには、赤ワインポリフェノールを摂っていた方が良さそうですね。
効果が示されたポリフェノールの量は赤ワイン約500cc分とかなり多め。アルコール分は、厚生労働省が掲げる1日の適量の倍以上になる。
過去の報告では、フランスなどの疫学調査で、定期的に赤ワインを飲んでいる人はアルツハイマー病を含む痴呆(ちほう)症の危険性が減る可能性があるという報告が出されている。
また、アルツハイマー病の患者の脳には、βアミロイドというたんぱく質が線維状になって沈着して老人斑と呼ばれるものができる。これが発病や病状の進行に影響するとみられています。
山田教授らは、赤ワインに多く含まれるミレセチンなどのポリフェノールをβアミロイドの溶液に加え、線維化現象への影響を調べました。
その結果、低濃度のミレセチンが線維化を抑えたほか、一度線維化したβアミロイドもミレセチンを加えると元のβアミロイドに分解されました。また、線維化したβアミロイドは細胞への毒性があるが、ミレセチンを加えるとその毒性も減ることがわかりました。
山田教授は「ポリフェノールをサプリメントにするなどしてアルツハイマー病の予防治療用に応用できる可能性がある」と話している。
赤ワイン・葡萄のサプリメント一覧へ
「asahi.com」2003年9月29日 より
これらの報告とレスベラトロールの脳活性化効果の報告からも、赤ワインは脳に良いことがわかります。
いつまでも若々しくあるためには、赤ワインポリフェノールを摂っていた方が良さそうですね。
赤ワイン動脈硬化予防/サントリー&東京大学医学部大内尉義教授
東京大学医学部の大内尉義教授らのグループとサントリー基礎研究所は1998年3月26日の日本循環器学会で、赤ワインの摂取が血管内皮細胞の機能を改善する可能性があるとの共同研究結果を発表しています。
http://www.asevjpn.wine.yamanashi.ac.jp/generalprg/prg99.html
動脈硬化は、高血圧やコレステロールの蓄積が引き金となり、動脈壁の内側にある内皮細胞に傷がつくことによって、動脈壁中膜が厚くなる病気です。
症状が進行すると心筋梗塞などの発症につながるが、初期の段階では自覚症状がないので手遅れになりやすいのが特徴です。
大内教授らのグループは動脈硬化の進展に伴って内皮細胞の機能が低下する点に着目。超音波装置を使って血管の拡張度合いを測定することで、病気を早期発見出来ないか検索しています。
この発表では、赤ワイン、アルコール水、水のそれぞれが血管拡張に与える影響を調べたところ、赤ワインを飲んだ際に血管拡張が大きく、赤ワインに含まれるアルコール以外の成分が内皮細胞に良い影響を与えることがわかっています。
http://www.asevjpn.wine.yamanashi.ac.jp/generalprg/prg99.html
動脈硬化は、高血圧やコレステロールの蓄積が引き金となり、動脈壁の内側にある内皮細胞に傷がつくことによって、動脈壁中膜が厚くなる病気です。
症状が進行すると心筋梗塞などの発症につながるが、初期の段階では自覚症状がないので手遅れになりやすいのが特徴です。
大内教授らのグループは動脈硬化の進展に伴って内皮細胞の機能が低下する点に着目。超音波装置を使って血管の拡張度合いを測定することで、病気を早期発見出来ないか検索しています。
この発表では、赤ワイン、アルコール水、水のそれぞれが血管拡張に与える影響を調べたところ、赤ワインを飲んだ際に血管拡張が大きく、赤ワインに含まれるアルコール以外の成分が内皮細胞に良い影響を与えることがわかっています。
赤ワインで脳の活性化
赤ワインで脳の活性化するという記事が紹介されました。
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1999年1月7日発売の英科学誌ニューサイエンティストは、毎日グラス1杯半のワインを呑むことで、アルツハイマー病やパーキンソン病などの脳の病気にかかりにくくなる可能性がある、とのイタリア研究チームが報告しています。
Salafia SJ. Why wine is good for your brain, New Scientist magazine, 09 January 1999, 13
その報告において、ミラノ大学のチームは、神経細胞を刺激し再生させる働きを持つ酵素の活性を7倍も高める化学物質が、ブドウとワインに多く含まれていると述べている。
同チームによると、「レスベラトロール」と呼ばれるこの化学物質(ポリフェノールの1つ)を、人間の神経細胞に加えて実験・研究の結果、レスベラトロールは脳細胞同士を結びつける、触手の再生をさせる酵素の働きを7倍にする働きがあることがわかった。これは老人の記憶力を再び高める働きと同じとしている。
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面白いです。
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1999年1月7日発売の英科学誌ニューサイエンティストは、毎日グラス1杯半のワインを呑むことで、アルツハイマー病やパーキンソン病などの脳の病気にかかりにくくなる可能性がある、とのイタリア研究チームが報告しています。
Salafia SJ. Why wine is good for your brain, New Scientist magazine, 09 January 1999, 13
その報告において、ミラノ大学のチームは、神経細胞を刺激し再生させる働きを持つ酵素の活性を7倍も高める化学物質が、ブドウとワインに多く含まれていると述べている。
同チームによると、「レスベラトロール」と呼ばれるこの化学物質(ポリフェノールの1つ)を、人間の神経細胞に加えて実験・研究の結果、レスベラトロールは脳細胞同士を結びつける、触手の再生をさせる酵素の働きを7倍にする働きがあることがわかった。これは老人の記憶力を再び高める働きと同じとしている。
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面白いです。
赤ワイン脂肪吸収抑制作用/サントリー
以前に赤ワイン重合ポリフェノールの脂肪吸収抑制効果について消化いたしましたが、なんと、サントリーさんも赤ワイン脂肪吸収抑制作用を報告していました。
http://www.suntory.co.jp/news/1999/990825.html
報告の概要は、赤ワインが生クリームによる血清脂質の上昇を抑制するというものでした。
この効果は、まさにフレンチパラドックスですね。
また、ダイエットにも利用できそうですね。
http://www.suntory.co.jp/news/1999/990825.html
報告の概要は、赤ワインが生クリームによる血清脂質の上昇を抑制するというものでした。
この効果は、まさにフレンチパラドックスですね。
また、ダイエットにも利用できそうですね。
脂肪の吸収を抑える赤ワイン重合ポリフェノール
最近、注目されているダイエット飲料といえば、サントリー「黒烏龍茶」。
この商品は、烏龍茶(ウーロン茶)の重合ポリフェノールが脂肪の吸収を抑えるというもの。
【重合ポリフェノールとは】
重合とは、烏龍茶やワインのアントシアニンやカテキンなどといったポリフェノールの分子同士が結合し、別の効果を生んだり、抗酸化力がアップさせることであり、重合ポリフェノールとは、ポリフェノールの分子同士が結合したものを指します。
一方、赤ワインは、発酵や熟成の過程で中に含まれているポリフェノール同士が重合する。つまり時間が経つにつれて抗酸化力の強い重合ポリフェノールの量が増加します。同じ銘柄のワインでは、年代が古い方が抗酸化力が高い、つまりポリフェノール重合体が増加しているようです。
つまり、赤ワインにも重合ポリフェノールは豊富に含まれ、脂肪の吸収を抑制するということですね。
赤ワインポリフェノールで健康生活!!
この商品は、烏龍茶(ウーロン茶)の重合ポリフェノールが脂肪の吸収を抑えるというもの。
【重合ポリフェノールとは】
重合とは、烏龍茶やワインのアントシアニンやカテキンなどといったポリフェノールの分子同士が結合し、別の効果を生んだり、抗酸化力がアップさせることであり、重合ポリフェノールとは、ポリフェノールの分子同士が結合したものを指します。
一方、赤ワインは、発酵や熟成の過程で中に含まれているポリフェノール同士が重合する。つまり時間が経つにつれて抗酸化力の強い重合ポリフェノールの量が増加します。同じ銘柄のワインでは、年代が古い方が抗酸化力が高い、つまりポリフェノール重合体が増加しているようです。
つまり、赤ワインにも重合ポリフェノールは豊富に含まれ、脂肪の吸収を抑制するということですね。
赤ワインポリフェノールで健康生活!!
赤ワインポリフェノールは細胞内の脂肪の粒を小さくする
赤ワインに肥満抑制に関係する働きがあることが、大分大学医学部看護学科の島田達生先生、同学部第一内科の吉松博信先生、両教授の研究室と三和酒類(宇佐市)の共同研究で明らかになっています。
本研究では、マウスを使った実験で、赤ワインが脂肪を代謝して熱を発生させる褐色脂肪組織(BAT)を活発にし、細胞内の脂肪の粒を小さくすることを初めて明らかにしました。
脂っこい食べ物を多く食べるフランス人に、脂肪の過剰摂取による動脈硬化に起因した心筋梗塞や脂肪肝が少ないという「フレンチパラドックス(フランス人の逆説)」に島田教授は着目していました。フランス人が多く飲む赤ワインに脂肪を減らす働きがあるのではないか―との仮説を立てて、赤ワインがBATに及ぼした形態的な変化を共同で調べました。
動物実験のエサは普通食。グループごとに赤ワイン、白ワイン、エタノール(ワインは三和酒類製。アルコール濃度はいずれも14%に統一)、水のそれぞれ異なる飲料を与え2週間飼育しました。
その結果、赤ワインのグループは、ほかのグループに比べBATにある褐色脂肪細胞(BAC)の密度が高く、エネルギー(熱)を発生させるミトコンドリアのクリスタが発達していて、BAC内の脂肪の粒は、ほかのグループに比べて小さくなっていたと報告されています。
写真:褐色脂肪細胞(BAC)の電子顕微鏡写真
白い楕円(だえん)形の物体が褐色脂肪細胞内の脂肪滴(脂肪の粒)。水、エタノール、白ワインを飲んだマウスに比べ、赤ワインを飲んだマウスは粒が小さい(島田研究室撮影)
共同研究グループは、BACを活発にする働きが既に確認されていたアルコールと赤ワインに白ワインの約2.5倍含まれるポリフェノールの相乗効果で、体内での脂肪の代謝が促進されると結論づけています。
BATは、人間では新生児・乳児期に存在し成人ではなくなるといわれていたが、島田教授の研究では成人にも存在することがわかっています。
この研究の成果は、2005年10月にあった日本肥満学会で発表され、島田教授は「赤ワインを飲んで食事をすれば、健康を損なわずに食を楽しめるという期待が持てそうだ。」と語っています。
でも、赤ワインの味がダメ・苦手、お酒が飲めないという人も多いはず。
また、毎日、赤ワインは飲んでられないですよね・・・。
そんな方には、アルコールが入っていない葡萄のサプリメントがオススメです。
本研究では、マウスを使った実験で、赤ワインが脂肪を代謝して熱を発生させる褐色脂肪組織(BAT)を活発にし、細胞内の脂肪の粒を小さくすることを初めて明らかにしました。
脂っこい食べ物を多く食べるフランス人に、脂肪の過剰摂取による動脈硬化に起因した心筋梗塞や脂肪肝が少ないという「フレンチパラドックス(フランス人の逆説)」に島田教授は着目していました。フランス人が多く飲む赤ワインに脂肪を減らす働きがあるのではないか―との仮説を立てて、赤ワインがBATに及ぼした形態的な変化を共同で調べました。
動物実験のエサは普通食。グループごとに赤ワイン、白ワイン、エタノール(ワインは三和酒類製。アルコール濃度はいずれも14%に統一)、水のそれぞれ異なる飲料を与え2週間飼育しました。
その結果、赤ワインのグループは、ほかのグループに比べBATにある褐色脂肪細胞(BAC)の密度が高く、エネルギー(熱)を発生させるミトコンドリアのクリスタが発達していて、BAC内の脂肪の粒は、ほかのグループに比べて小さくなっていたと報告されています。
写真:褐色脂肪細胞(BAC)の電子顕微鏡写真
白い楕円(だえん)形の物体が褐色脂肪細胞内の脂肪滴(脂肪の粒)。水、エタノール、白ワインを飲んだマウスに比べ、赤ワインを飲んだマウスは粒が小さい(島田研究室撮影)
共同研究グループは、BACを活発にする働きが既に確認されていたアルコールと赤ワインに白ワインの約2.5倍含まれるポリフェノールの相乗効果で、体内での脂肪の代謝が促進されると結論づけています。
BATは、人間では新生児・乳児期に存在し成人ではなくなるといわれていたが、島田教授の研究では成人にも存在することがわかっています。
この研究の成果は、2005年10月にあった日本肥満学会で発表され、島田教授は「赤ワインを飲んで食事をすれば、健康を損なわずに食を楽しめるという期待が持てそうだ。」と語っています。
でも、赤ワインの味がダメ・苦手、お酒が飲めないという人も多いはず。
また、毎日、赤ワインは飲んでられないですよね・・・。
そんな方には、アルコールが入っていない葡萄のサプリメントがオススメです。