2008年01月15日

赤ワインで痴呆症の発症率がなんと1/4に!

赤ワインから発見された長生きポリフェノール「レスベラトロール」には、アルツハイマー病に良いと紹介しましたが、赤ワイン自身にも、痴呆症に良いというデータがあります。

そして、そもそも、レスベラトロールの痴呆症への研究は、赤ワインの摂取が痴呆症のリスクを低減することが統計調査から示されたことから始まっています。

1998年に、Lemeshowらは、ワインの摂取と痴呆症の発症について、3年間にわたる調査を行いました。調査は、赤ワインの名産地の1つ、ボルドー地域で行われました。
その結果、65歳以上で、ワインを250cc以上飲んでいる人が痴呆症になりにくいというデータが示されました。

▼ワインの摂取量と痴呆症の発症率 (Lemeshowらの報告より抜粋)
 飲まない・・・・・・・・ 4.9%(48/971人)
 250cc未満・・・・・・ 5.1%(47/922)
 250cc以上・・・・・・ 1.1%(4 /380 )

なんと、ワインを飲んでいた人のほうが、痴呆症の発症率が1/4になっていたのです!!

そして、この報告を皮切りに、レスベラトロールの痴呆症への効果の研究が数多くされるようになったのです。そして、どんなメカニズムでレスベラトロールが痴呆症を防ぐかもわかり始めているのです。

引用文献:Lemeshow S, Letenneur L, Dartigues JF, Lafont S, Orgogozo JM, Commenges D. Illustration of analysis taking into account complex survey considerations: the association between wine consumption and dementia in the PAQUID study. Personnes Ages Quid. Am J Epidemiol. 1998 Aug 1;148(3):298-306.



resveratrol at 16:37│Comments(0)TrackBack(0) 認知症予防効果 | 赤ワインの効果

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

Profile

健康マン

Recent Comments