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2012年12月26日
アンチ・エイジング医学12月号
アンチ・エイジング医学12月号の特集は、レスベラトロールでした。
2012年12月号(Vol.8 No.6)
■特集 レスベラトロール
・レスベラトロールはアンチエイジングに有効か?/坪田一男
・レスベラトロールとポリフェノールの構造/大澤俊彦
・レスベラトロールの体内動態/谷野豊
・レスベラトロールの循環器疾患への応用/新村健
・レスベラトロールの腎臓疾患への応用/古家大祐
・レスベラトロールの筋肉・神経疾患への応用/堀尾嘉幸
・レスベラトロールの糖尿病,メタボリックシンドロームへの応用/井上浩義
・レスベラトロールの癌への応用/澤登雅一
アンチエイジング医学界でも、結構浸透してきました。
2012年12月号(Vol.8 No.6)
■特集 レスベラトロール
・レスベラトロールはアンチエイジングに有効か?/坪田一男
・レスベラトロールとポリフェノールの構造/大澤俊彦
・レスベラトロールの体内動態/谷野豊
・レスベラトロールの循環器疾患への応用/新村健
・レスベラトロールの腎臓疾患への応用/古家大祐
・レスベラトロールの筋肉・神経疾患への応用/堀尾嘉幸
・レスベラトロールの糖尿病,メタボリックシンドロームへの応用/井上浩義
・レスベラトロールの癌への応用/澤登雅一
アンチエイジング医学界でも、結構浸透してきました。
2012年07月23日
2012年04月06日
レスベラトロール類の極性と二量体原料への疑問点
今回は、化学の話です。
抽出を科学的に見ると、化学的に極性と言うものを考えなければなりません。
この極性というのは、クロマトを学んだことがある人は、良く知っている科学用語です。
わかりやすく言うと、成分の水や油への馴染み易さです。
物質の親油性親水性の値です。
ハーブエキスなど、サプリメント成分の抽出において、目的抽出成分の極性はとても重要です。
その極性によって、抽出溶媒の種類や混合比率が異なります。
例えば、極性が低い成分を抽出する場合、極性の低い溶媒で抽出する必要があります。日本では認められてませんが、アセトンや酢酸エチルなどがそうです。
トランス‐レスベラトロール(単量体)も、比較的極性が低く、アルコール濃度を高めないと抽出できません。
赤ワインに多いのも、赤ワインのアルコールでブドウ果皮から抽出されているのでしょう。
実際、イタドリから抽出されているレスベラトロール高含有原料(日本では医薬品区分)は、アセトンや酢酸エチルで抽出されています。
ここ最近、逆相カラムでのHPLC分析で知ったのですが、リテンションタイムから、レスベラトロールの二量体であるε‐ビニフィリン(ヴィニフィリン)は、かなり極性が低い、非極性成分であることがわかりました。
反対に、やはり水溶性成分のレスベラトロール配糖体は、極性が高かったです。
ついてでに、極性分離抽出された原料は、やはり、トランス体に偏っていました。当然です。
ここで、ε‐ビニフィリン(ヴィニフィリン)を多く含む原料は、どうやって非極性成分を抽出しているのだろうか?という疑問が浮かびます。
本当に、アセトンや酢酸エチルを使わずに、水やエタノールだけで本当に抽出できるのでしょうか?
まあ、量は少なくても、赤ワインにはε‐ビニフィリン含まれているので抽出されると思いますが、たくさんは溶けないのではないかなとも思います。
過去にε‐ビニフィリンが多いブドウ蔦エキス原料で、アセトン抽出され、アセトンの規格が1ppm以下の原料は見たこともあります。
また、飲み会の席で問いただすと、実は、アセトンで抽出しているとほのめかした海外原料メーカーもありました。
ここら辺は、欧米原料というか欧米原料メーカーのブラックボックスの部分なんでしょうね。
アセトンや酢酸エチル抽出に関しいて、アメリカやヨーロッパでは、合法ですからね。
過去、イチョウ葉エキスでも同様なことがありましたからね。
私は、エキス末を取り扱う際、品質チェックの一環として、100%で溶解性のチェックを行います。
エタノールや水で抽出されていれば、エタノールでほぼ完全に溶けます。
そして、アセトンや酢酸エチルを加えて、溶けるようなら、抽出溶媒がアセトンや酢酸エチルであることの疑います。
厳密にはわかりませんが、傾向はわかります。
極稀に、中国原料でそのようなものが出てきますよ。
真実を確かめることは簡単かもしれませんが、利権が絡むので、難しいでしょうね・・・。
難しい問題です。
抽出を科学的に見ると、化学的に極性と言うものを考えなければなりません。
この極性というのは、クロマトを学んだことがある人は、良く知っている科学用語です。
わかりやすく言うと、成分の水や油への馴染み易さです。
物質の親油性親水性の値です。
ハーブエキスなど、サプリメント成分の抽出において、目的抽出成分の極性はとても重要です。
その極性によって、抽出溶媒の種類や混合比率が異なります。
例えば、極性が低い成分を抽出する場合、極性の低い溶媒で抽出する必要があります。日本では認められてませんが、アセトンや酢酸エチルなどがそうです。
トランス‐レスベラトロール(単量体)も、比較的極性が低く、アルコール濃度を高めないと抽出できません。
赤ワインに多いのも、赤ワインのアルコールでブドウ果皮から抽出されているのでしょう。
実際、イタドリから抽出されているレスベラトロール高含有原料(日本では医薬品区分)は、アセトンや酢酸エチルで抽出されています。
ここ最近、逆相カラムでのHPLC分析で知ったのですが、リテンションタイムから、レスベラトロールの二量体であるε‐ビニフィリン(ヴィニフィリン)は、かなり極性が低い、非極性成分であることがわかりました。
反対に、やはり水溶性成分のレスベラトロール配糖体は、極性が高かったです。
ついてでに、極性分離抽出された原料は、やはり、トランス体に偏っていました。当然です。
ここで、ε‐ビニフィリン(ヴィニフィリン)を多く含む原料は、どうやって非極性成分を抽出しているのだろうか?という疑問が浮かびます。
本当に、アセトンや酢酸エチルを使わずに、水やエタノールだけで本当に抽出できるのでしょうか?
まあ、量は少なくても、赤ワインにはε‐ビニフィリン含まれているので抽出されると思いますが、たくさんは溶けないのではないかなとも思います。
過去にε‐ビニフィリンが多いブドウ蔦エキス原料で、アセトン抽出され、アセトンの規格が1ppm以下の原料は見たこともあります。
また、飲み会の席で問いただすと、実は、アセトンで抽出しているとほのめかした海外原料メーカーもありました。
ここら辺は、欧米原料というか欧米原料メーカーのブラックボックスの部分なんでしょうね。
アセトンや酢酸エチル抽出に関しいて、アメリカやヨーロッパでは、合法ですからね。
過去、イチョウ葉エキスでも同様なことがありましたからね。
私は、エキス末を取り扱う際、品質チェックの一環として、100%で溶解性のチェックを行います。
エタノールや水で抽出されていれば、エタノールでほぼ完全に溶けます。
そして、アセトンや酢酸エチルを加えて、溶けるようなら、抽出溶媒がアセトンや酢酸エチルであることの疑います。
厳密にはわかりませんが、傾向はわかります。
極稀に、中国原料でそのようなものが出てきますよ。
真実を確かめることは簡単かもしれませんが、利権が絡むので、難しいでしょうね・・・。
難しい問題です。
2011年06月26日
アンコール放送:あなたの寿命はのばせる〜長寿遺伝子発見〜
本日10:05から、6月12日に放映された「NHK特集」”あなたの寿命はのばせる〜長寿遺伝子発見〜”という番組が再放映されました!
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110612.html
1500以上の反響で行われるアンコール放送です。
この初回放映で、以下の本が良く売れているようです。
百寿力 長寿遺伝子のミラクル
長寿遺伝子を鍛える
同時に、レスベラトロールのサプリも、売り切れ続出のようです。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110612.html
1500以上の反響で行われるアンコール放送です。
この初回放映で、以下の本が良く売れているようです。
百寿力 長寿遺伝子のミラクル
長寿遺伝子を鍛える
同時に、レスベラトロールのサプリも、売り切れ続出のようです。
2011年04月21日
レスベラトロールと原発問題
こんな記事が紹介されていました。
ポリフェノールの一種「レスベラトロール」に注目、放射能漏れ事故の影響を受け需要急増(マイライフ手帳)
http://www.mylifenote.net/003/110420_1.html
確かに、年々ニーズは高まっていると思います。
一方、レスベラトロールの用途が分散し、万能薬になっている点が心配。
今回は、放射性物質対策の用途まで波及。
まあ、効く効かないは別として、安心感を与え、心を癒す成分としては、非常に良いともいえます。
ちなみに、この記事は、広告かなぁ?
ポリフェノールの一種「レスベラトロール」に注目、放射能漏れ事故の影響を受け需要急増(マイライフ手帳)
http://www.mylifenote.net/003/110420_1.html
確かに、年々ニーズは高まっていると思います。
一方、レスベラトロールの用途が分散し、万能薬になっている点が心配。
今回は、放射性物質対策の用途まで波及。
まあ、効く効かないは別として、安心感を与え、心を癒す成分としては、非常に良いともいえます。
ちなみに、この記事は、広告かなぁ?
2011年03月22日
安定ヨウ素剤
前の記事の続きです。
安定ヨウ素剤やヨウ素サプリが騒がれていますが、正しい知識を持てば、情報に踊らされることはないです。混乱する必要もありません。
まず、なぜ、安定ヨウ素剤を服用するか?
それは、放射性ヨウ素を取り込む前に、非放射性ヨウ素を摂取し、放射性ヨウ素を取り込まないようにするため。
放射性ヨウ素は、被爆前に飲めば90%以上で、放射性ヨウ素の取り込みを防げるようである。
また、ここが重要で、もし被曝したとしても2時間以内に安定ヨウ素剤を摂取すれば、80%以上で防げるようである。
さらに、この安定ヨウ素剤を摂取して意味があるのは、40歳未満の人だけのようです。
参考:
http://www.remnet.jp/lecture/b03_03/index.html
ちなみに、日本(千葉県)は、何気にヨウ素の世界シェア約8割を持っている国です。安定ヨウ素剤が不足することも考えにくいでしょう。
あまり焦らず、正しい判断をしていきましょう。
特に、被災地でなく、被災地から離れて生活する人間は。
安定ヨウ素剤やヨウ素サプリが騒がれていますが、正しい知識を持てば、情報に踊らされることはないです。混乱する必要もありません。
まず、なぜ、安定ヨウ素剤を服用するか?
それは、放射性ヨウ素を取り込む前に、非放射性ヨウ素を摂取し、放射性ヨウ素を取り込まないようにするため。
放射性ヨウ素は、被爆前に飲めば90%以上で、放射性ヨウ素の取り込みを防げるようである。
また、ここが重要で、もし被曝したとしても2時間以内に安定ヨウ素剤を摂取すれば、80%以上で防げるようである。
さらに、この安定ヨウ素剤を摂取して意味があるのは、40歳未満の人だけのようです。
参考:
http://www.remnet.jp/lecture/b03_03/index.html
ちなみに、日本(千葉県)は、何気にヨウ素の世界シェア約8割を持っている国です。安定ヨウ素剤が不足することも考えにくいでしょう。
あまり焦らず、正しい判断をしていきましょう。
特に、被災地でなく、被災地から離れて生活する人間は。