アレルギー

2013年07月11日

赤ワインの成分「アレルギー予防に効果」 山梨大

赤ワインなどに豊富に含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」に、食べ物で発症するアレルギーを抑える効果があることを、山梨大大学院の中尾篤人教授(免疫学)らのチームがマウスを使った実験で突き止めた。米オンライン科学誌「プロスワン」に発表した。

卵や小麦、牛乳などで体の免疫機構が過敏に反応し、ショック症状を起こす食物アレルギーは近年増加。重症化すると死亡することもある。有効な予防法はなかったが、中尾教授は「この成分は既にサプリメントとして製品化されており、予防ができればメリットは大きい」としている。

実験では、餌に0.01%のレスベラトロールを混ぜたマウスと、混ぜなかったマウスを比較。約1カ月後に卵アレルギーを発症するよう人工的に操作すると、レスベラトロールを取ったマウスは、卵を異物と認識する特定の抗体の生産が抑えられ、ショック症状も出ないことが分かった。

研究は、大学院付属ワイン科学研究センターの奥田徹教授らと共同で進めた。

引用:日本経済新聞

resveratrol at 14:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
Profile

健康マン

Recent Comments