クルクミン

2011年01月25日

レスベラトロールは有益な脂肪ホルモンであるアディポネクチンを増やす !

レスベラトロールが有益な脂肪ホルモン:アディポネクチンを増やすという記事が紹介されました。

こういったメカニズムは、大豆たんぱくでも発見されていたのですが、レスベラトロールでも発見されるとは非常に面白いデータです。

レスベラトロールは、サーチュインの活性化によって、抗糖尿病の効果を示すことが知られていましたが、ここ最近では、いろいろな側面から作用メカニズムが確認されています。結局のところ、どこかでつながっているのだと思いますが。

今後、ますます期待が高まります。

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レスベラトロールはアディポネクチン(脂肪を産生して蓄積する細胞から放出されるホルモン)を増加させるのではないか、という研究報告。

細胞と動物のモデルを用いて調べたところ、レスベラトロールはSirt1(長寿遺伝子として知られるたんぱく質)から独立したメカニズムによって、3T3-L1脂肪細胞でアディポネクチン多量体化を促進し、DsbA-L(アディポネクチンを活性化するたんぱく質)によってレスベラトロールのアディポネクチン増強作用は促されることが確認された。

レスベラトロールがアディポネクチンに与える影響は、Akt(プロテインキナーゼB)、FOXO1(フォークヘッド転写因子)、AMPK(脂質代謝に関連する酵素)によって制御されるという。

レスベラトロールとアディポネクチンは、肥満予防、インスリン抵抗性改善、老化防止が期待されているため、肥満や糖尿病などの新しい治療薬開発に関する調査が進められるべきである、と研究者らは話している。

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出典
Anping Wang, Meilian Liu, Xianling Liu, Lily Q. Dong, Randol Glickman, Thomas J. Slaga, Zhiguang Zhou‡ and Feng Liu, Expand+Up-regulation of Adiponectin by Resveratrol: THE ESSENTIAL ROLES OF THE Akt/FOXO1 AND AMP-ACTIVATED PROTEIN KINASE SIGNALING PATHWAYS AND DsbA-L, The Journal of Biological Chemistry, 286, 60-66.

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2010年09月21日

レスベラトロールとクルクミン(ウコン色素)の相乗効果

今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に、レスベラトロールとクルクミンの併用が亢進するかどうか、検討した基礎研究がカナダのグループから報告されていました。
(Phytother Res. 2009 Nov 19.)

ウコンに含まれるクルクミンは、抗酸化作用を有し、機能性食品成分として広く利用されています。
日本では、お酒の御供として定番ですね。

今回の研究では、クルクミンの抗酸化作用がレスベラトロール(Resveratrol)との併用によって影響を受けるかどうか検討されました。

実験の結果、クルクミンは,10 μMの濃度で,対照群(プラセボ群)に比べて有意に強い抗酸化作用を示しました(3 min, 30.5 ± 11.9%, p < 0.01)。

また、同濃度のレスベラトロールによる抗酸化作用は、クルクミンの半分程度でした。

一方,クルクミンとレスベラトロールの併用(各5 μM)では、単独投与時の平均値に比べて、抗酸化作用が15.5±1.7%亢進したということです。

この亢進幅は、クルクミンとケルセチン(フラボノイドの1種)との併用時に比べて、約4倍に達しています(p<0.05)。

以上のデータから、クルクミンによる有意な抗酸化作用、レスベラトロールとの併用によるシナジーが示唆されています。

海外では、単一のポリフェノール/フラボノイドを摂取するより、いくつもの種類を摂取した方が良いという考えがあります。
実際、レスベラトロール単体で摂取するより、赤ワインポリフェノールの複合体としてレスベラトロールを摂取した方が「血小板凝縮能が高い」というデータもあります。

レスベラトロールのサプリメントを設計するに当たり、アントシアニン類を含みコストパフォーマンスの良い赤ワインエキスを利用しながら、同じレスベラトロール素材として、レスベラトロールを含んだリンゴンベリーエキス、他のフラボノイド素材として、クルクミン含有ウコンエキス、茶カテキン、イチョウ葉エキス、ケルセチンをバランス良く組み合わせるのも一案ですね。




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