動脈硬化
2011年02月16日
毛髪クリニック リーブ21のレスベラトロールサプリ「レストル」
毛髪クリニック リーブ21で、レスベラトロールのサプリメントが今週月曜日に発売されました。
以前に、5-α-リアクターゼを抑制することで、某クリニック系育毛剤会社がレスベラトロールを採用していました。
この商品は、活性酸素を押さえて、薄毛や脱毛を要望するというコンセプト。
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http://www.asahi.com/business/pressrelease/PRT201102100041.html
記事:asahi.comより
株式会社 毛髪クリニック リーブ21(大阪市中央区、代表取締役社長:岡村勝正、以下リーブ21)は、2011年2月14日(月)より、赤ワインやその原料となるブドウに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールを配合したサプリメント「レストル」(税込4,800円)を、リーブ21の通販部門「リーブ直販」*1と全国のリーブ21オペレーションセンターにて発売します。
*オペレーションセンター:発毛施術等を行なうリーブ21の店舗
「レストル」はレスベラトロールを配合した栄養補助食品です。このサプリメントはフランス産のワイン用ブドウを原料としており、アルコールを摂ることなく1日2粒で赤ワイン(750ml)5本分のレスベラトロールを摂取できます。
レスベラトロールは活性酸素を抑制する高い抗酸化作用をもっています。活性酸素は、体内に侵入した細菌を排除する働きもありますが、一方で身体を酸化させ動脈硬化などを引き起こしたり生活習慣病や老化、薄毛や脱毛の原因になるとも考えられています。この活性酸素はストレスなどから発生すると考えられており、これを抑制する抗酸化作用は年齢とともに低下していきます。
■レスベラトロール
レスベラトロールとは赤ワインやその原料となるブドウに含まれるポリフェノールの一種です。細胞の老化などを抑える抗酸化作用が強く、フレンチパラドックス*の一つの回答ではないかと考えられており、アンチエイジングや健康維持に効果的であるといわれています。最近では、認知症の予防や改善のメカニズムにレスベラトロールが重要な役割を果たす可能性があるとして注目されています。
*フレンチパラドックスとは、フランス人が高コレステロールな食事にも関わらず、健康に過ごしている人が多いという矛盾のことです。
【レストル】
成分:ブドウエキス末 他
内容量:60粒(200mg/粒)
価格:4,800円(税込)
リーブ21では、今後も髪とからだの健康を意識されるお客様の多様なニーズにお応えできるよう、より良い商品を取り揃え、ご提供していきたいと考えております。
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以前に、5-α-リアクターゼを抑制することで、某クリニック系育毛剤会社がレスベラトロールを採用していました。
この商品は、活性酸素を押さえて、薄毛や脱毛を要望するというコンセプト。
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http://www.asahi.com/business/pressrelease/PRT201102100041.html
記事:asahi.comより
株式会社 毛髪クリニック リーブ21(大阪市中央区、代表取締役社長:岡村勝正、以下リーブ21)は、2011年2月14日(月)より、赤ワインやその原料となるブドウに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールを配合したサプリメント「レストル」(税込4,800円)を、リーブ21の通販部門「リーブ直販」*1と全国のリーブ21オペレーションセンターにて発売します。
*オペレーションセンター:発毛施術等を行なうリーブ21の店舗
「レストル」はレスベラトロールを配合した栄養補助食品です。このサプリメントはフランス産のワイン用ブドウを原料としており、アルコールを摂ることなく1日2粒で赤ワイン(750ml)5本分のレスベラトロールを摂取できます。
レスベラトロールは活性酸素を抑制する高い抗酸化作用をもっています。活性酸素は、体内に侵入した細菌を排除する働きもありますが、一方で身体を酸化させ動脈硬化などを引き起こしたり生活習慣病や老化、薄毛や脱毛の原因になるとも考えられています。この活性酸素はストレスなどから発生すると考えられており、これを抑制する抗酸化作用は年齢とともに低下していきます。
■レスベラトロール
レスベラトロールとは赤ワインやその原料となるブドウに含まれるポリフェノールの一種です。細胞の老化などを抑える抗酸化作用が強く、フレンチパラドックス*の一つの回答ではないかと考えられており、アンチエイジングや健康維持に効果的であるといわれています。最近では、認知症の予防や改善のメカニズムにレスベラトロールが重要な役割を果たす可能性があるとして注目されています。
*フレンチパラドックスとは、フランス人が高コレステロールな食事にも関わらず、健康に過ごしている人が多いという矛盾のことです。
【レストル】
成分:ブドウエキス末 他
内容量:60粒(200mg/粒)
価格:4,800円(税込)
リーブ21では、今後も髪とからだの健康を意識されるお客様の多様なニーズにお応えできるよう、より良い商品を取り揃え、ご提供していきたいと考えております。
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2011年01月26日
赤ワインで記憶力向上」マウス実験で判明 認知症関連学会で発表
以前に赤ワイン/レスベラトロールの認知症予防効果を紹介いたしましたが、こんな記事を見つけました。
より具体的な量が示されています。
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赤ワインで記憶力向上」マウス実験で判明 認知症関連学会で発表へ
赤ワインに含まれる「レスベラトロール」の健康効果が注目されている
赤ワインに含まれるポリフェノールに、脳の認知機能を向上させる働きがあることが、名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授らのマウス実験で明らかになった。認知症の予防や改善につながる成果で、来年7月にパリで開かれる認知症関連学会で発表する。
岡嶋教授らは、ポリフェノールの一種「レスベラトロール」に着目。赤ワインとレスベラトロール、白ワインを1日当たり0・2ミリリットルずつ、3週間にわたって異なるマウスに飲ませ、記憶や学習にかかわる脳器官「海馬(かいば)」の変化を調べた。その結果、赤ワイン、レスベラトロールを飲んだマウスでは、神経細胞を活性化する物質が通常の1・5倍に増え、海馬の神経細胞の再生や情報伝達スピード向上などの効果がみられた。白ワインは効果がなかった。迷路を解かせる訓練でも、所要時間は白ワインの約半分で、学習能力も向上していた。
これまで、人間は1日250〜500ミリリットルの赤ワインを飲むと、認知症の改善効果があることが経験的に知られている。ポリフェノールの抗酸化作用が脳を守ると考えられてきたが、今回の研究で神経系の作用だったことが判明した。
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とは言え、毎日250〜500ミリリットルの赤ワインを飲むのはしんどいですよね
特に、赤ワインやお酒がダメな人には。
やはりサプリがええですよ♪
より具体的な量が示されています。
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赤ワインで記憶力向上」マウス実験で判明 認知症関連学会で発表へ
赤ワインに含まれる「レスベラトロール」の健康効果が注目されている
赤ワインに含まれるポリフェノールに、脳の認知機能を向上させる働きがあることが、名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授らのマウス実験で明らかになった。認知症の予防や改善につながる成果で、来年7月にパリで開かれる認知症関連学会で発表する。
岡嶋教授らは、ポリフェノールの一種「レスベラトロール」に着目。赤ワインとレスベラトロール、白ワインを1日当たり0・2ミリリットルずつ、3週間にわたって異なるマウスに飲ませ、記憶や学習にかかわる脳器官「海馬(かいば)」の変化を調べた。その結果、赤ワイン、レスベラトロールを飲んだマウスでは、神経細胞を活性化する物質が通常の1・5倍に増え、海馬の神経細胞の再生や情報伝達スピード向上などの効果がみられた。白ワインは効果がなかった。迷路を解かせる訓練でも、所要時間は白ワインの約半分で、学習能力も向上していた。
これまで、人間は1日250〜500ミリリットルの赤ワインを飲むと、認知症の改善効果があることが経験的に知られている。ポリフェノールの抗酸化作用が脳を守ると考えられてきたが、今回の研究で神経系の作用だったことが判明した。
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とは言え、毎日250〜500ミリリットルの赤ワインを飲むのはしんどいですよね
特に、赤ワインやお酒がダメな人には。
やはりサプリがええですよ♪
2011年01月25日
レスベラトロールは有益な脂肪ホルモンであるアディポネクチンを増やす !
レスベラトロールが有益な脂肪ホルモン:アディポネクチンを増やすという記事が紹介されました。
こういったメカニズムは、大豆たんぱくでも発見されていたのですが、レスベラトロールでも発見されるとは非常に面白いデータです。
レスベラトロールは、サーチュインの活性化によって、抗糖尿病の効果を示すことが知られていましたが、ここ最近では、いろいろな側面から作用メカニズムが確認されています。結局のところ、どこかでつながっているのだと思いますが。
今後、ますます期待が高まります。
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レスベラトロールはアディポネクチン(脂肪を産生して蓄積する細胞から放出されるホルモン)を増加させるのではないか、という研究報告。
細胞と動物のモデルを用いて調べたところ、レスベラトロールはSirt1(長寿遺伝子として知られるたんぱく質)から独立したメカニズムによって、3T3-L1脂肪細胞でアディポネクチン多量体化を促進し、DsbA-L(アディポネクチンを活性化するたんぱく質)によってレスベラトロールのアディポネクチン増強作用は促されることが確認された。
レスベラトロールがアディポネクチンに与える影響は、Akt(プロテインキナーゼB)、FOXO1(フォークヘッド転写因子)、AMPK(脂質代謝に関連する酵素)によって制御されるという。
レスベラトロールとアディポネクチンは、肥満予防、インスリン抵抗性改善、老化防止が期待されているため、肥満や糖尿病などの新しい治療薬開発に関する調査が進められるべきである、と研究者らは話している。
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出典
Anping Wang, Meilian Liu, Xianling Liu, Lily Q. Dong, Randol Glickman, Thomas J. Slaga, Zhiguang Zhou‡ and Feng Liu, Expand+Up-regulation of Adiponectin by Resveratrol: THE ESSENTIAL ROLES OF THE Akt/FOXO1 AND AMP-ACTIVATED PROTEIN KINASE SIGNALING PATHWAYS AND DsbA-L, The Journal of Biological Chemistry, 286, 60-66.
こういったメカニズムは、大豆たんぱくでも発見されていたのですが、レスベラトロールでも発見されるとは非常に面白いデータです。
レスベラトロールは、サーチュインの活性化によって、抗糖尿病の効果を示すことが知られていましたが、ここ最近では、いろいろな側面から作用メカニズムが確認されています。結局のところ、どこかでつながっているのだと思いますが。
今後、ますます期待が高まります。
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レスベラトロールはアディポネクチン(脂肪を産生して蓄積する細胞から放出されるホルモン)を増加させるのではないか、という研究報告。
細胞と動物のモデルを用いて調べたところ、レスベラトロールはSirt1(長寿遺伝子として知られるたんぱく質)から独立したメカニズムによって、3T3-L1脂肪細胞でアディポネクチン多量体化を促進し、DsbA-L(アディポネクチンを活性化するたんぱく質)によってレスベラトロールのアディポネクチン増強作用は促されることが確認された。
レスベラトロールがアディポネクチンに与える影響は、Akt(プロテインキナーゼB)、FOXO1(フォークヘッド転写因子)、AMPK(脂質代謝に関連する酵素)によって制御されるという。
レスベラトロールとアディポネクチンは、肥満予防、インスリン抵抗性改善、老化防止が期待されているため、肥満や糖尿病などの新しい治療薬開発に関する調査が進められるべきである、と研究者らは話している。
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出典
Anping Wang, Meilian Liu, Xianling Liu, Lily Q. Dong, Randol Glickman, Thomas J. Slaga, Zhiguang Zhou‡ and Feng Liu, Expand+Up-regulation of Adiponectin by Resveratrol: THE ESSENTIAL ROLES OF THE Akt/FOXO1 AND AMP-ACTIVATED PROTEIN KINASE SIGNALING PATHWAYS AND DsbA-L, The Journal of Biological Chemistry, 286, 60-66.
2010年09月21日
レスベラトロールとクルクミン(ウコン色素)の相乗効果
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に、レスベラトロールとクルクミンの併用が亢進するかどうか、検討した基礎研究がカナダのグループから報告されていました。
(Phytother Res. 2009 Nov 19.)
ウコンに含まれるクルクミンは、抗酸化作用を有し、機能性食品成分として広く利用されています。
日本では、お酒の御供として定番ですね。
今回の研究では、クルクミンの抗酸化作用がレスベラトロール(Resveratrol)との併用によって影響を受けるかどうか検討されました。
実験の結果、クルクミンは,10 μMの濃度で,対照群(プラセボ群)に比べて有意に強い抗酸化作用を示しました(3 min, 30.5 ± 11.9%, p < 0.01)。
また、同濃度のレスベラトロールによる抗酸化作用は、クルクミンの半分程度でした。
一方,クルクミンとレスベラトロールの併用(各5 μM)では、単独投与時の平均値に比べて、抗酸化作用が15.5±1.7%亢進したということです。
この亢進幅は、クルクミンとケルセチン(フラボノイドの1種)との併用時に比べて、約4倍に達しています(p<0.05)。
以上のデータから、クルクミンによる有意な抗酸化作用、レスベラトロールとの併用によるシナジーが示唆されています。
海外では、単一のポリフェノール/フラボノイドを摂取するより、いくつもの種類を摂取した方が良いという考えがあります。
実際、レスベラトロール単体で摂取するより、赤ワインポリフェノールの複合体としてレスベラトロールを摂取した方が「血小板凝縮能が高い」というデータもあります。
レスベラトロールのサプリメントを設計するに当たり、アントシアニン類を含みコストパフォーマンスの良い赤ワインエキスを利用しながら、同じレスベラトロール素材として、レスベラトロールを含んだリンゴンベリーエキス、他のフラボノイド素材として、クルクミン含有ウコンエキス、茶カテキン、イチョウ葉エキス、ケルセチンをバランス良く組み合わせるのも一案ですね。
(Phytother Res. 2009 Nov 19.)
ウコンに含まれるクルクミンは、抗酸化作用を有し、機能性食品成分として広く利用されています。
日本では、お酒の御供として定番ですね。
今回の研究では、クルクミンの抗酸化作用がレスベラトロール(Resveratrol)との併用によって影響を受けるかどうか検討されました。
実験の結果、クルクミンは,10 μMの濃度で,対照群(プラセボ群)に比べて有意に強い抗酸化作用を示しました(3 min, 30.5 ± 11.9%, p < 0.01)。
また、同濃度のレスベラトロールによる抗酸化作用は、クルクミンの半分程度でした。
一方,クルクミンとレスベラトロールの併用(各5 μM)では、単独投与時の平均値に比べて、抗酸化作用が15.5±1.7%亢進したということです。
この亢進幅は、クルクミンとケルセチン(フラボノイドの1種)との併用時に比べて、約4倍に達しています(p<0.05)。
以上のデータから、クルクミンによる有意な抗酸化作用、レスベラトロールとの併用によるシナジーが示唆されています。
海外では、単一のポリフェノール/フラボノイドを摂取するより、いくつもの種類を摂取した方が良いという考えがあります。
実際、レスベラトロール単体で摂取するより、赤ワインポリフェノールの複合体としてレスベラトロールを摂取した方が「血小板凝縮能が高い」というデータもあります。
レスベラトロールのサプリメントを設計するに当たり、アントシアニン類を含みコストパフォーマンスの良い赤ワインエキスを利用しながら、同じレスベラトロール素材として、レスベラトロールを含んだリンゴンベリーエキス、他のフラボノイド素材として、クルクミン含有ウコンエキス、茶カテキン、イチョウ葉エキス、ケルセチンをバランス良く組み合わせるのも一案ですね。